この度、伝統ある愛知県学校薬剤師会会長に、築城前会長の後を受け就任致しました。歴代の会長並びに会員の諸先生方のご努力、ご協力を無にすることなく、微力ではございますが、全力を振り絞り会務を遂行するとともに、学校薬剤師の地位向上と社会的な認知度の向上を目指していきたいと考えています。先生方には、従来にもましてご支援・ご協力をお願い申し上げます。
　 近年、学校薬剤師に求められるものは学校環境衛生基準の矢継ぎ早の改定等により刻々と変化してきています。また、一昨年より手がけています｢くすりの正しい使い方｣のCDロムは、文部科学省を始め、全国の学校薬剤師関係者から薬識を高め、薬物乱用防止教育にもつなげられる資料として非常に高い評価をいただいています。本会としましては、次代を担っていく子供たちが安全で快適な学校生活を送り、社会人として巣立っていけるようなサポート体制の維持・向上を目指して関係諸機関と協力しながら取り組んでいけるよう努めたいと考えています。

　 また、学校薬剤師の置かれている立場は重大な岐路にもあたり、薬剤師の6年制が平成18年度から実施され、平成24年度には第一回の卒業生が誕生いたします。
学校医師・学校歯科医と同様な状況になる訳で、学校薬剤師の基本給等の見直しを訴えていかなければならいと考えております。そのためには、会員の先生方お一人お一人が、学校薬剤師としてのご自覚をお持ちいただき職務を遂行して頂く事が必要な事と思います。
県学薬の執行部と致しましても、会員の先生方のご支援・ご協力を糧に待遇改善の実現に向けて努力をいたして参りたいと思いますので宜しくお願い申し上げます。