プール使用の中止に伴う施設設備等の維持管理について
 

 文部科学省より、令和2年5月22日付「今年度における学校の水泳授業の取扱いについて」が発出されたことからも、本年度学校プールの使用を控え、中止とする学校が多いかと思われます。
ただ、使用はしない場合であってもプールの施設設備の維持管理は来年度の使用に向けて必ず行っていただくようお願いいたします。
また、防火用水として水を張っている場合においては、藻の発生、蚊の発生等が考えられることから最低、学校環境衛生でいう雑用水としての管理(遊離残留塩素で0.1mg/L以上)を行っていただくよう指導助言願います。

<できるだけ行っていただきたいこと>
 @プールの排水・清掃・水張りは是非、実施してください。
   ・清掃がされないと2期分の汚れが堆積、次年度のプール再開に悪影響が懸念されます。
   ・プール本体の強度設計は水張り状態でなされているので、水を張らない状態では破損の恐れが高くなります。
 A水を張った場合(防火水槽の場合を含め)は、プール水の遊離残留塩素濃度を0.1mg/L以上を維持してください。
   ・雑用水としての管理をしてください。
   ・塩素濃度が適切でないと、気温の上昇等に伴い、プール内で藻が発生し、緑色になると共に、ひどい場合
    壁面、底面に食い込み、翌年、高圧洗浄や補修等を行わなければ使用できなくなる場合もあります。
   ・できれば、一週間に数時間はろ過設備と消毒設備を運転しプール水の腐敗を抑制してください。
    ろ過機の逆洗や洗浄は必要ありません。

 

 <参考> 公益社団法人 日本プールアメニティ協会HP

今夏プール施設使用中止処置をとられる各施設及びご担当者の皆様へ協会からのお知らせ(PDF)